三人すし
東京駅から乗った中央線の社内、向かいの席に座る中年女性の持つ巾着袋のような鞄に崩し字で「三人すし」と書かれていた。
わざわざ刺繍するくらいだから何か意味があるかと考えてみると、中年女性が彼女の隣に座る二人の別の中年女性と話し始めたので、なるほどユニット名かと思った。トリオかと。そう考えると、向かって左からコハダさん、アナゴさん、そして巾着袋のタマゴさんという芸名な気がすると、ひとりで納得したりした。
でも、コハダさんの胸元の数字の「5」を型どったブローチに気付き再び悩むことに。トリオなのに「5」とはこれ如何に*1?とか考えているうちに電車は新宿に到着。電車を降りる途中、巾着袋に書かれた文字を近くで見直して全ての謎が解けた。