2009-01-01から1年間の記事一覧

Public Enemies

マイケル・マン監督の最新作、ジョニー・デップが実在した銀行強盗ジョン・デリンジャーを演じる!マン監督の代名詞のクールなガンファイトは本作でも健在で、1930年代の恐慌下のアメリカを舞台に当時のクラシックな銃器の数々を使ったガンファイト*1ががっ…

Up

カールといってもおじさんじゃなくて、じいさんが主人公のピクサー最新作!3Dで鑑賞、初飛び出すピクサー映画。赤フレームの不思議メガネで見る喜び。マンガ祭りでおなじみの赤と青のセロファンのメガネとは全く違うよ、未来って感じ。ただ、本作は通常版の…

2009年の映画をふりかえる

http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20091217#p1 今年も参加します。もちろん目指せ「空中キャンプ賞」。 今回は賞品が出ちゃうらしいし。50インチのハイビジョンTVとかだったらどうしよう。 1. 名前(id、もしくはテキトーな名前)/性別 adf/男 2. 2009年に…

母なる証明

韓国の奇才、ポン・ジュノ監督の新作。各所での好評価につられて観に行ったけど、マイオールタイムベストに数えられるような、凄い映画だった。僕にとって初ポン・ジュノ映画だったので、もしかするとポン・ジュノ映画に共通する特徴なのかもしれないけど、…

Inglourious Basterds

僕の最も好きな映画作家の一人、クエンティン・タランティーノ監督の最新作にして大傑作!本作でも練り込まれた魅力的な会話のやり取り*1や、突き放した視点でドライに描かれる暴力と死の描写などのQTのワン&オンリーな作風は健在。でもカルト映画風のケレ…

Anvil! The Story of Anvil

50代の売れないヘヴィメタル・バンド、アンヴィルの夢を追い続ける姿を描いたドキュメンタリーで、『レスラー』と並ぶ負け犬映画の大傑作。限りなく現実に近い空気を持ったドキュメンタリーだった『レスラー』に対して、本作はドキュメンタリーでありなが…

Drag Me to Hell

スパイダーマンシリーズで有名なサム・ライミ監督の最新作。エクソシスト系の古典的なホラー映画のパッケージに、ゲロや鼻血、何だか分からない体液、死体,ヤギ、蠅、ゲロという下らない要素を過剰に詰め込んで、ラブコメライクな登場人物がその中で大暴れ…

Crank: High Voltage

邦題は『アドレナリン:ハイ・ボルテージ*1』。ハイテンション馬鹿アクション映画、『アドレナリン』の続編、前作はDVD鑑賞だったんだけど良い意味ですごくくだらない大傑作だったので今回は映画館で鑑賞。フィルモグラフィの8割がバカ映画で埋まる肉体派ア…

X-Men Origins: Wolverine

Xメンで最も人気のあるキャラクター、ウルヴァリンさんのソロタイトル。題名から推測できるとおり、Xメンの映画3部作より以前の時代が舞台の所謂エピソードゼロ的な作品で、ウルヴァリン誕生の秘密が語られる。最近流行っているのか、オープニングがウォッチ…

Sunshine Cleaning

やることなすこと全てダメダメな姉妹を中心に、無条件な家族愛の優しさと、負け犬の愛しさを描いたファミリー/ルーザー讃歌な映画。映画のメインテーマは同じ製作スタッフが手がけた『リトル・ミス・サンシャイン』を踏襲していて、奇跡なんか起こらず分か…

Harry Potter And The Half-Blood Prince

大人気シリーズもいよいよクライマックス*1のみを残すところとなり、本作では主にすっかり成長して色気づいたハリー君たち主要キャラクターのラヴ関係のエピソードとヴォルデモートの過去を明らかにすることに費やされていて、主要キャラクター以外の出番は…

Terminator Salvation

ターミネーター第4作。アメリカではほぼ同時期に公開されたトランスフォーマーリベンジに大きく水を空けられて、失敗作の烙印を押されてしまったらしいけれど、日本では大ヒット。このシリーズは2が映画史に残るくらいの大傑作で偉大すぎるので、評価が厳し…

The Wrestler

ダーレン・アロノフスキー監督がミッキー・ロークを主演に迎え、かつての大人気プロレスラーの晩年を描いた映画にして大傑作。本作では、ドキュメンタリー風の主に単一視点からの手持ちカメラ*1は常にローク演じるランディ・"ザ・ラム"・ロビンソンを捉えて…

Transformers: Revenge of the Fallen

トランスフォーマー第2作!おもしらかった。このシリーズは今後も是非続けて欲しい。前作も男子中学生が授業中に考えた話みたいだったけれど、本作は男子中学生マインドがよりパワーアップしていて、主人公は普段は冴えないけど世界を救う救世主*1で、強く…

Gran Torino

監督、プロデュース、主演をクリント・イーストウッドが務めた激しくハートに響く大傑作。実は1ヶ月ほど前に観たのだけれど、作品パワーが強すぎて、あと実生活が多忙だったために感想を書いていないままだった。古き良きアメリカンイズムの継承とか、ダー…

Slumdog Millionaire

アカデミー作品賞獲得作品にして大傑作!昨年のノーカントリーといい、最近のオスカー作品は実に僕と相性が良くて、これは僕が年齢を重ねたことと少なからず関係がある気がする。プロットはすごくクラシカルで、ありがちと言ってもいいぐらい*1。でも舞台を…

Watchmen

アメコミ史にその名を残す傑作コミックの映画化作品にして、まぎれもない大傑作!本作の監督、ザック・スナイダーさんは前作の『300』と同様に原作のコミックをそのまま絵コンテとして使う手法により、現実にヒーローが存在したら歴史はどうなるのかを綿…

Quantum of Solace

007最新作!前回のジェームス・ボンドのピアース・ブロスナン*1さんのシリーズから映画館で観たり観なかったりの超中途半端ファンの僕だけど、楽しく観れました。前作から引き続き、ダニエル・クレイグさんがこれまでのイメージとは異なるエネルギッシュ…

The Curious Case of Benjamin Button

僕が最も好きな映画監督、デヴィッド・フィンチャー監督の最新作にして大傑作!前作『ゾディアック』はDVDで鑑賞して、激しく劇場に行かなかったことを後悔したので、半分義務感で観たのだけれど3時間近い上映時間を全く感じさせない、早くも今年のベスト映…

Hellboy II: The Golden Army

ヘルボーイシリーズ第2作*1!監督さんのインタビューとか読むと、ヘルボーイは全三部作の予定らしい。ヒーローものなのに全編通してカルトでダークな雰囲気だった前作に比べ、ライトでコメディパートも大幅に増えてキャラクターがより人間的で魅力的に描かれ…

Lars and The Real Girl

2009年の初映画館でみた作品。事前の情報やポスターから少し下品でたっぷり馬鹿なコメディー映画かと思っていたのだけれど、観てみたら登場人物の心情やコミュニケーションを中心に意外なほど物語に深みのある超良質なコメディ映画でした。よく考えると主人…

WALL・E

本当は去年の年末に鑑賞。何気に久しぶりに*1映画館で観るピクさー映画で、予想どおり前評判どおりの大傑作でした。映画作品としての完成度が超高くて、いつの日か僕が自分の映画学校を設立したら絶対に教科書に採用するであろう一本。特に冒頭からウォーリ…