Crank: High Voltage

adf2009-10-05


邦題は『アドレナリン:ハイ・ボルテージ*1』。ハイテンション馬鹿アクション映画、『アドレナリン』の続編、前作はDVD鑑賞だったんだけど良い意味ですごくくだらない大傑作だったので今回は映画館で鑑賞。フィルモグラフィの8割がバカ映画で埋まる肉体派アクション俳優ジェイソン・ステイサムさんが前作から引き続き主人公、世界最強の心臓を持つ殺し屋シェブ・チェリオスを演じていて、セガール師匠的な完全無欠っぷりを披露してくれる。

主人公は前作ではアドレナリン全開の興奮状態でないと死んじゃう毒を打たれて大暴れするのだけれど、本作では主人公は自慢のハート(心臓)を文字通り奪われてポンコツ人工心臓を入れられて、そのバッテリーのため常に電力チャージを強いられるという設定。本作は意外なほど前作を踏襲して作られていて、冒頭のシーンは前作のラストシーンから直接繋がっているし、前作のキャラクターはほぼ全て本作でも再登場*2していたり、ある意味で前作において最もインパクトの強いシーンだった公衆の面前でガールフレンドとファックの場面は本作でもしっかり出てくる*3

常に怒りを纏い、江頭2時50分ばりのハイテンションで暴れたり、ブリティッシュアクセントでほぼ全てのセンテンスにファックのはいった台詞で誰かれ構わず罵倒し続けるチェリオスのキャラクターがとにかく素晴らしくて、演じるステイサムさんにこれ以上ないくらいぴったりの役柄なので、ステイサムさんには是非今後もできる限りこのシリーズを続けて欲しい。つーか映画出るときはいつもこのキャラクターでもいいかもって思った。

*1:個人的に素晴らしい邦題だと思う。現代よりしっくりくる感じ

*2:死んじゃったキャラクターさえも

*3:シチュエーションが中華街から競馬場のターフの上に変更となり、興奮を保つためという正当(?)な理由のあった前作とは違い、本作では摩擦で発電という少々強引な理由