Hellboy II: The Golden Army

adf2009-01-26


ヘルボーイシリーズ第2作*1!監督さんのインタビューとか読むと、ヘルボーイは全三部作の予定らしい。

ヒーローものなのに全編通してカルトでダークな雰囲気だった前作に比べ、ライトでコメディパートも大幅に増えてキャラクターがより人間的で魅力的に描かれていたりします。

でも何よりも本作は、ギレルモ・デル・トロ監督のイマジネーション爆発のビジュアルが素晴らしい。いかがわしくも美しいギレルモ・デル・トロ監督のクリーチャーデザインは本作でも健在で、でもアメコミ原作が下敷きにあるためか、例えば同監督作品のパンズ・ラビリンスのクリーチャーのデザインに比べると幾分受け入れやすく、感情移入しやすくなってる。

特に冒頭に登場する歯の妖精(トゥース・フェアリー)とか本作からの新キャラクターであるヨハン・クラウスは、そのヴィジュアルデザイン自体からキャラクターのバックグラウンドや綿密な設定が垣間みれて、この監督のシグネチャーがクリーチャーデザインであることを改めて思い知った。

ちなみにギレルモ・デル・トロ監督はオタクでもあるらしくて、ご多分に漏れず日本アニメだとか漫画が大好きらしい。そのせいか映画の所々に日本のアニメや漫画の影響が感じられるようなシーン*2があって、その辺りも興味深い。できることならギレルモ・デル・トロ監督に、ハリウッド版のゲゲゲの鬼太郎*3を作ってみて欲しい。

*1:1作目はDVD鑑賞。映画館でみとくんだったと若干後悔した一本

*2:グリーンジャイアント(仮名)とデイダラボッチの関係とか

*3:ウェンツの見ていないからあれだけど