Multi-layered Young and Stupid

仕事帰りにカツ丼食べていると、斜向いのテーブル席に座っているオレンジレン児*13人組の話声が聞こえてきた。内容はナンパした女がどうした、○○先輩がどうのっていう、まあ普通に頭の悪い会話だったんだけど、途中から聞きなれない横文字単語が聞こえてきた。カツ丼かき込みながら聞き耳立ててみると、どうもマルチ商法のお話らしい。

3人中2人がマルチやってるみたいで、後の1人はそれが何であるのかも知らないみたいで話の内容に興味津々、しきりに教えてくれと言っていた。マルチ済みの2人も説明できるほどマルチビジネスの内容を詳しく理解しているわけではないようで、最初はとにかく自分で調べろよとかえらそうなことを言ってお茶を濁していたのだけれど、結構しつこく頼まれ、そこまで言われると悪い気もしないようで、うろ覚えの知識を披露し始めた。

曰く、「とにかくアップ(親を表すらしい)になれば良いんだよ、そうすれば後は自分のダウン(同じく子を表しているらしい)が勝手に稼いでくれるから。」「まだあんまり知られてないけど、すごいビジネス、最先端なビジネス!」「(それってねずみ講?という真っ当な疑問に対して)いや、ねずみ講は法律違反だけど、このマルチレイヤービジネス(!)はギリギリセーフだから。」

ゆとり教育のダメージは僕が思っていたよりもずっと深刻だったみたいだ。

*1:オレンジレンジにいそうなヤング