bookstore review 02
前回から随分間が空いたけどブックストアレビューin新宿の続き
- ジュンク堂書店 新宿店
先日、惜しまれつつ*1も閉店してしまった新宿ロフトの跡地を使って、2フロアーから3フロアーへと更に売り場面積を広げたことで脅威の品揃えを実現させた、マイフェイバリット書店。改修前からの図書館のような本屋さんというコンセプト*2はそのままに、1フロア増えたことで専門書を大幅に補充。とりあえず、ここに行って見つからない本はアマゾンで注文するしかないなって思う。
前述の図書館のような雰囲気もそうだけど、本と本棚が整然と並んでいることで本が探しやすい、探していて楽しい空間になっているし、その他にも普通の本屋さんではあまり見られない工夫や試み)がいくつかある。例えば、漫画にカバーがかかっていないので漫画喫茶よりも全然多くの漫画が試し読みし放題。あとマイナーな漫画とかも多数置いてあって、寧ろマニアック)な漫画*3の方を売り場の目立つところに並べているので、目的の本以外にも新しい発見があったりする。品揃えだけで他の本屋を圧倒する文庫本も単純に出版社別に並べているだけじゃなく、ジャンルやシリーズごとにきちんとカテゴライズして並べられているのが素晴らしい。あとはなんと言っても、雑誌がすごく幅広く揃えてあって、一緒にバックナンバーが並べられているのがすごい便利。
国や地域の文化レベルは図書館とか本屋の数で決まるっていう説があるけれど、こういう本屋さんの存在は逆に文化レベルを底上げするんじゃないだろうか。とか書くと、ジュンク堂からいくらか貰っているみたいだけど、アマゾンレボリューション後に残る本屋*4っていうのはこういう本屋なのだと思う。
キングオブ暇つぶしスポットなので、つい待ち合わせ場所とかに使いたくなるけれど、本棚の背丈が高くて見通しが効かないのと、そもそも売り場面が広すぎるので意外と待ち合わせには向きません。つーか、本好きの二人の待ち合わせの場合、誘惑が多すぎてお互いを探す気が失せてしまう*5ので、お互いが出会う前に半日ぐらい平気で過ぎちゃうので、大事な用とか予定があるときの待ち合わせは、他の場所*6ですると良いよ。