Summer ’79

今日で8月も終わりですね。

大人になっても8月31日はなんだか哀しいような寂しいような気分になるけれど、子供の頃はもっとリアルな夏休みが終わってしまうっていう恐怖にも似た感情を覚えたなってノスタルジー。具体的に言ってしまうとそれは、「宿題、全然終わってねーよ」って嘆きなのだけれど。


子供の頃から嫌なことは後回し、今が楽しけりゃそれでいいってパンクな考え方を持っていた僕は*1、宿題なんかギリギリまでやったことがなかった。だから夏休みが終わりに近付くとドキドキ、ソワソワしてどうしていいかわからなくなった*2


特に今日みたいに31日が日曜日だと、ドキドキは頂点まで達して「ドキドキが爆発して死んでしまうんじゃないか?」って本気で思ったものだ。
笑点を見て、ピンクは相変わらずつまんねー*3って思っているうちはいいのだけれど、ちびまる子ちゃんでまるちゃんが「宿題やってないよー」って半ベソかいてるのを見て、サザエさんでカツオが叱られながらも家族に宿題を手伝って貰ってるのを見る頃には恐怖で背中に変な汗をかいていた。


でも不思議と、僕の夏休みの宿題はいつも遅れることなく、提出された。
ただ、漢字の書き取りは後ろの方のページになると字体が崩れて野球選手のサインみたいだし、日記には「今日も遊んだ、楽しかった。」しか書かれてない。ヘチマの観察記録なんてつけようと思っても、花壇には夏休みが始まって10日目ぐらいに枯れてしまった、かつてヘチマだったものしかないのだから、3日とかで急激に育ったりするデタラメなものだったのだ。


こんな僕でも、夏休み中のラジオ体操のカードにはハンコがいっぱい並んでいたのだけれど、長くなったのでそのことはまた次の機会に。

*1:文章のときは一人称はやっぱり僕がいいね。普段は俺なんだけど、文章で俺だとすごく尊大に見えてしまう。

*2:いや、宿題やれよ。

*3:心無しか他のメンバーも彼には冷たいような気がする。