Star Wars: The Clone Wars
Star Warsシリーズ最新作!というか位置づけはスピオンオフに近くて、サーガの中で最大の戦いだったとされる「クローン戦争」*1をフル3DCGアニメで描いています。エピソード1〜3にしても実写なのは一部の人間型キャラクター*2だけで、セットやメカはもちろん多くの人間型ではない主要キャラクターもフルCGだったりするので、本作との違いはわずかだと思っていたのだけれど、特に演出面において割と顕著に違いがあって興味深かった。
本国アメリカでは本作の続きを秋からアニメ専門ケーブルTV局のCartoon Networkで、TVシリーズ*3として放送することが決定しているそうで、複雑な設定や台詞は極力シンプルに、特にエピソード3で顕著だったダークでディープな心理描写やバイオレンスな表現も抑えられていて、全体的に明るく楽しいキッズ向けテイスト*4で演出されている。なのでアナキンをはじめ各キャラクターの行動はシンプルで分かりやすくストーリーに重厚さや深みはないけれど、その分展開はスピーディーでアクションも派手なのは良かった.つーか、バトルドロイドとクローン兵士が互角に戦う中、アナキンやオビワンの一騎当千*5の活躍が凄まじくて、本作はジェダイの強さが最も際立つ作品だと言えるのかも。
個人的にはお気に入りのキャラクターであるグリーヴァス将軍が登場しなかったのが残念。映画のトレイラーには出ていた気がするのだけれど、白昼夢だったのかしらん。