Thor
マーベル・スタジオズの第4作目!監督をシャイクスピア俳優ケネス・ブラナーが勤め、北欧神話が元ネタの「とんでもねぇ、あたしゃ神様だよ」的マーベル・ヒーローの誕生を描く。ナード女子が筋肉バカだけど実は高貴な出の異文化人に出会うロマンチックコメディと、シェイクスピア的な悲劇*1を足して、アメコミ北欧ファンタジーを振りかけた感じ。ソーさんが予想以上に良い奴オーラ全開なナイスガイなのが良かった。ナタリー・ポートマン演じるインテリ現代女性なヒロインとは付き合っても絶対うまくいきそうにないけど。
ソーは、社長*2、キャップ*3と並ぶアベンジャーズの中心メンバー*4の一人でもあるので、本作でもがっちりアベンジャーズへの伏線が張られていて、いつもの眼帯サミュエル兄貴はもちろん、スタークの名前とか、脈略のない形で無理やりホークアイが登場したり、みんな『アベンジャーズ』楽しみに待っててね!っていうマーベル様の心意気がビンビン感じられる。こういうの嫌いな人もいるんだろうけど、アメコミ映画大好物の俺的には全然ウェルカム*5。
メイン以外のキャストではアンジェラアキことダーシーが良くて、どうでもいい扱い*6のシフとウォーリアーズ・スリーがかわいそうだった。ソーが強すぎて文字通り無敵(マイティ)なのでバランスとってるんだろうけど、神様なのにジャッキー・チェンとジーナとロビン・フッドとか言われちゃう彼らが不憫。